NSU News

◇愛情教育、この指とまれ◇その406◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.66 竹澤 伸一

 「何と言っても竹澤ゼミに入れたのが、本当に幸運でした。最終的に、どうなるかわからないですけど、就活への覚悟と道筋が、はっきりと見えてきた思いです。」原田周弥くんは、私にとっても有難いことを語ってくれます。

 名産大の専門ゼミは、3年生・4年生の2年間です。2年間という時間は、私にとってあっという間の、大変短いものに思えます。大学教員にとって、ゼミの運営の仕方は様々ですが、私は「たった2つのことしかやらないよ」と、思いっきり絞ってしまっています。

 1つは「卒研まっしぐら」、1つは「就活オンリー」です。原田くんが言ってくれているのが、後者ということになります。

 実は、竹澤ゼミの3年生は、卒業研究の目鼻は完全に立っています。9人を4人と5人の2班に分け、それぞれが共同研究をしています。役割分担をして文献をあたり、成果を持ち寄って話し合い、課題を出し合って、また調査を進める。これを繰り返し、共著論文に仕上げます。すでにゼミ単位の研究誌を立ち上げ、国会図書館からISSN認証も得ています。原田くんの担当は・・、ここでは秘密にしておきます。

 大事なのは、1人1人の役割分担が、そのまま就活に直結していること。原田くんは、卒業研究に取り組みながら、同時に就活の準備もしているのです。

(つづく)