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◇愛情教育、この指とまれ◇その414◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.74 竹澤 伸一
「小さい頃から、ずっと野球をやってきて、ずっと順調に来てたのに、大学で大きなケガをしてしまいました。そのリハビリも兼ねて、スポーツセンターに通い出したら、一気にコミュニケーションの輪が広がって、正直びっくりしています。」こう語るのは、井下田尚之(イゲタ ナオユキ)くん。関西の、誰でも知る観光都市から、名産大に勇んでやってきた、緻密なスポーツマンです。竹澤(私)ゼミのゼミ生、7人目の登場です。
井下田くんに感じるのは、コミュニケーションはコミュニケーションでも、「能動的なコミュニケーション」です。つまり、初めて会った人に対しても、気軽に、気さくに話しに行けるコミュニケーションのことです。
大学の研究室に、学生が入るのは、それなりに勇気がいることです。ましてや、教室等の授業で、接触がない教員の研究室に、最初に訪れる時は、緊張MAXになると思います。
でも、井下田くんが、初めて私の研究室のドアを押した時は、雰囲気が明らかに違っていました。「友人から、竹澤先生の評判を聞いて、ぜひ、自分を知ってほしくて来ました。お話を聞いていただいてよろしいでしょうか?」
「自分を知ってほしくて・・。」自己開示、セルフプロデュースです。私は感心して、思わず身を乗り出したのを覚えています。
現在、井下田くんは、高い目標に向かって挑戦を続けています。井下田くんを追います。
(つづく)