NSU News

◇愛情教育、この指とまれ◇その418◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.78 竹澤 伸一

 「3年生になって、特に『傾聴力』というものを、強く意識するようになりました。」蒲牟田雄太郎(カマムタ ユウタロウ)くんは、自信に満ちた表情で語ります。 竹澤(私)ゼミのゼミ生、8人目の登場です。

 蒲牟田くんについては、少々説明が要ります。実は蒲牟田くん、秋学期(後期)から竹澤ゼミに合流しました。春学期は、ほぼ丸々、名産大名物の、3か月間の長期インターンシップに出かけていたので、「地域ビジネスインターンシップ」を手がける丸岡稔典先生のゼミで、お世話になっていたのです。インターンシップ先と丸岡先生の薫陶(くんとう)を十分に受けて、人間が一回りも二回りも大きくなって、私のゼミに薫風(くんぷう)を運んできてくれました。改めて、丸岡先生と、インターンシップ先である日本ワーキンングホリデー協会様(次回、取り上げます)に感謝申し上げます。

 この3か月に及ぶ長期インターンシップを体験したからこその、冒頭の「傾聴力」の台詞(せりふ)だと思います。第1ステップとして、人に積極的に話しかけられるようになり、第2ステップとして、誰とでも笑顔で会話できるようになり、第3ステップとして、自分の感情をコントロールできるようになり、第4ステップとして、自ら落ち着いた雰囲気を醸し出すことにより、相手の話をじっくり聴くための「傾聴力」を身に着けたと、蒲牟田くんは自己分析しています。

 確かな自己成長を遂げつつある蒲牟田くんを、しばらく追いかけます。

(つづく)