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◇愛情教育、この指とまれ◇その423◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.83 竹澤 伸一

 「少し前から、名産大の地元である、尾張旭市の消防団に入って活動しています。目的は2つあって、1つはボランティアとして地元に奉仕すること、そしてもう1つは、将来の自分の職業の布石とすることです。」

 そうです。廣瀨英司くんは、消防士(消防職員)になることをめざして、着々と準備をしているのです。尾張旭市に限らず、消防庁は全国で、消防団員を募集しています。普段、仕事をしていても入団できますし、女性でも、学生(原則、18歳以上)でも入団できます。消防訓練は、会社員、主婦、学生でも参加できるよう、各消防団ごとに工夫しておこなっています。

 廣瀨くんの所属する尾張旭市消防団は、6つの分団から構成され、それぞれに21名の団員が配置されています。消防団長・消防副団長の統率のもと、消防ポンプ自動車や小型動力ポンプなどを駆使して、訓練に励んでいます。

 もし、「いざ鎌倉」のような事態が起こったら、率先して活動するのが消防団員です。そこで、訓練を通して、団員同士の意思疎通が大変大事になってきます。廣瀨くん、この「意思疎通」を通しても、コミュニケーションの質を上げているといいます。消防団員には、様々な来歴の方々がいます。学生同士の意思疎通とは異なる資質が、日々、廣瀨くんには磨かれているのです。

 そんな廣瀨くん、消防署へのインターンシップにも参加しました。

(つづく)