NSU News

◇愛情教育、この指とまれ◇その429◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.89 竹澤 伸一

 さて、では「番外編」を離れ、「3年生物語」に寄せられた、読者の皆さまからのメール等を、ご紹介いたします。

 ある夜、1本の電話が、私の研究室にありました。夜だったので、警備員室経由の外線でした。耳慣れないお名前の方だったので、訝(いぶか)しがりながら会話を始めたところ、9月に、市民環境講座の「あさひエコ大学」にて、私の講座を受講してくださった市民の方だとわかりました。

 「(前略)9月のエコ大学で(竹澤)先生を知ってから、『この指とまれ』の連載を時々見ていました。(中略)先生ご自身も、手前味噌になるとおっしゃっていましたが、先生のゼミ生の紹介の時は、心優しい文章が、さらに心優しくなって、読んでいてとても癒されました。(中略)先生って、当たり前かもしれませんが、学生さんが可愛くて可愛くてしようがないんですね。(後略)」

 受話器を置いた後、全身汗びっしょりになっていることに気づきました。ふだん、ゼミの内外を分け隔てることなく、履歴書等の相談に乗り、むしろゼミ生には厳しく接してきたのですが、文章になると、思った以上に手前味噌になっていたのだなと気づかされました。反省、猛反省、軌道修正。

 でも、この際ですから書いてしまいますが、そりゃゼミ生は可愛いですよ。追い込めば追い込むほど、何とか応えてくれようとするし。

 〇〇様、お電話、ありがとうございました。

(つづく)