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◇愛情教育、この指とまれ◇その435◇まもなく社会人 名産大4年生物語 vol.5 竹澤 伸一
「私は、なんとしても、プロのサッカー選手になりたいと思います。そのために、あきらめずに挑戦を続けていきたいと思います。」
岩本雄喜くんは、力強く宣言しました。自分の夢を決してあきらめない。素直に敬服いたします。そして、心から応援したいと思います。
「J1以外でもチャンスはある」と、まず確認したいと思います。自分の実力に応じたカテゴリーのチームに所属し、試合経験等を積みながら、プロクラブのスカウトの目に止まるのを待つか、トップチームのセレクションを受けて、合格をめざすのです。
例えば、実業団チームでプレーしながら、プロをめざす道があります。その企業に、社員として入社し、仕事もこなしながら練習を重ね、試合等で自分の実力をアピールしていくのです。
地域のクラブ型チームで、プレーを続ける道もあります。クラブ型チームにも、セレクションはありますが、それに合格すると、プレーを維持するための、仕事も紹介してもらえることがあります。
いずれにしても、困難な道です。でも、岩本くんは、挑戦を続けるのです。プロになるという道は、文字通り荊(いばら)の道です。
でも、私は、岩本くんは幸せなのではないかと思います。少なくとも挑戦できるだけの技量はあるわけですし、応援してくれる人々もいるのです。岩本くんに、心からのエールを贈ります。
(つづく)