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◇愛情教育、この指とまれ◇その490◇まもなく社会人 名産大4年生物語 vol.60 竹澤 伸一 

「入職した後で、可能なら実務経験を積んで、施工管理技士の資格を取得したいと思っています。」中村健吾くんは、目を輝かせて言います。「もちろん名産大は、技術職養成機関というより、マネジメント職の育成が主の大学です。でも、建築・建設業界に飛び込むからには、第一線の現場で、施工管理ができるように、自分自身を成長させたいのです。」

 

中村くん、もはや意欲の塊(かたまり)です。では、「施工管理技士」とは、どのような資格なのでしょう。

 

「施工管理技士」に必要な知識は、以下の4つにまとめることができます。「機械や材料に関する一般的知識」「専門的な工事における技術的知識」「遵守すべき法律の知識」「工程管理・安全管理に関するマネジメントの知識」の4つです。なにせその現場を総合的に管理する責任者に必要な資格ですから、幅広い知識が必要になります。しかもこの資格試験、学科だけではなく実地試験もあります。合格率は良くて5割程度。最終的には安全を司る資格なので、とても厳しいです。

 

もちろん中村くんは、文系としての採用です。でも外装工事や、大きくはまちづくりにタッチする会社なので、「施工管理技士」の資格は、会社としても有用になるはずです。

 

もはや中村くんの思考回路には、社員としての自覚があります。「代表は、働いているメンバーが幸せであるように、と口癖のようにおっしゃいます。メンバーになるのが楽しみです。」

 

(つづく)