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◇愛情教育、この指とまれ◇その512◇アクティブラーニングはやっぱり学生が主役 vol.12 竹澤 伸一

「半年間ありがとうございました。」ある学生が、ある授業に対して、万感の思いを込めて「授業評価アンケート」の「自由記載欄」に記しました。たまたまその学生を知っていて、その授業を取っていた他の学生とともに話を聴くことができました。

 

「なんかいきなり『会社と個人』みたいな話になったんですけど、あとでディスカッションになって、先生の言っている意味がストンとわかりました。」

 「会社の中には組織文化というのがあって、みんなで話し合っているうちに、それが社風っていうものなのかなとわかってきました。」

「会社は組織なので、当然、規則があります。その規則が、個々の社員のモチベーションを上げるものなのか下げるものなのか、大変興味がわきました。」

「よく、キャリアアップという言葉を使いますよね。会社の中で、キャリアアップのシステムが機能しているかどうかが、社員のモチベーションと直結していることが、議論していてよくわかりました。」

「会社、つまり組織の中におけるリーダーシップのあり方が議論になりました。大学生だって、たとえば部活動やサークル活動の中で、リーダーシップのあり方が問われます。ふだんの大学生活にも活かせる授業だと思いました。」

学生たちは、いったん話し始めると止まらなくなりました。つまり、この授業が、自分たちのふだんの生活の血肉になっているわけです。会社(企業)経営の組織理論を追究するこの授業。「アクティブラーニング」が随所に機能しているので、学生たちの身になっているのです。

(つづく)