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◇愛情教育、この指とまれ◇その513◇アクティブラーニングはやっぱり学生が主役 vol.13 竹澤 伸一

前回、「会社経営と組織と個人」の話し合いをしてくれた学生たちの「雑談」が、まだ続いています。そうした「雑談」の中から、授業や先生に対する本音が出てくることが多いです。同じ先生の、他の授業のこと。

 

「この授業ってさ、ワークとディスカッションとプレゼンが本当に多かったよね?」

 

「うん、でも、おかげで早い段階で働くことの意味がわかったっていうか・・。」

 

「ワークで学んで、ディスカッションで深めて、プレゼンで表現して共有するっていう、なんて言うのかな、学習の流れがつかみやすいので、本当にわかりやすかったね。ただ、マナーには厳しい先生だから、時々怖かったけど(笑)。」

そこで、この学生たちに、印象に残っている言葉について聴いてみました。

 「社会に出る、かな。」「業界・業種・職種、です。」「自分理解ですかね。」「自分自身のキャリアデザインですねえ。」

「社会に出る」からは、「自覚の涵養(かんよう)」を感じます。「業界・業種・職種」からは、「絞り込み」を感じます。「自分理解」では「自己分析」への第一歩を感じます。「自分自身のキャリアデザイン」からは、「就活の道の具体化」を感じます。

この授業のシラバスの「備考」には、「一方的な説明に終始しないよう、皆さんに発言(意見)を求めながら授業を進めたいと考えています。この点をよく理解した上で履修・受講してください。」と書かれています。これぞまさに「アクティブラーニング宣言」です。

解散する前に、ある学生が言いました。「先生、全員がプレゼンするんですよ。だから明瞭に頭に残っているのだと思います。」

(つづく)