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◇愛情教育、この指とまれ◇その571◇令和の時代を生き抜く 名産大1年生物語 vol.21 竹澤 伸一

鈴木章互(スズキ ショウゴ)くん。実は2年生です。今年、「教育原理」を履修してくれた「ご縁」で、ご登場いただきます。「1年生物語」の連載の後、「2年生物語」の際にも、再登場していただく予定です。

さて、鈴木くん、「大望」を抱いて、近県から名産大にやってきました。「サッカーを始めてから、ずっと追い続けている、あきらめきれない夢があるから」です。「今年から、新たなコーチも加わり、身が引き締まる思いで、毎日の練習に取り組んでいます。今を頑張ること、それだけに集中して、毎日生活しています。」

私は授業を通して、鈴木くんに教えられたことがあります。次の語りをお聴きください。

「私生活とサッカーって、リンクすると思うんです。例えば、中学や高校の授業って、45分とか50分ですよね。サッカーのハーフタイムと、ほぼ時間が一緒なんです。もし、授業中にボーっとしていて集中できないとすれば、それは前半・後半のゲームに集中できないのと同じことだと思うんです。サッカーはサッカー、授業は授業ではなく、同じ人間がやることなので、リンクすると思うんです。」

読者の皆さま、これってとっても重要な指摘だと思われませんか?サッカーと授業は違うさ、と言うことは簡単です。でも、「集中すべき時に集中できない人間は、何をやっても集中できないのでは?」という指摘は、少なくとも私の中では大きな意味があります。

ちょっと種明かし。私は、文章を書くのが好きで好きで、できることなら24時間365日、文章を書き続けていたい人間です。そしてその中で培った集中力で、たとえ嫌いなものも乗り切っているのです。

(つづく)