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◇愛情教育、この指とまれ◇その587◇令和の時代を生き抜く 名産大1年生物語 vol.37 竹澤 伸一

桑原光早(クワハラ ミサキ)くん。中国地方のとある県から、名産大にやってきました。「小さい頃からのあこがれ」である、中学校教員になることをめざしています。

「金銭的なことも含めて、自分の親にずっと負担をかけてきたので、恩返しの意味も込めて、教員になれたらいいと思っています。」桑原くんは、入学前から固い意志を持っています。

桑原くんは、バリバリのサッカー選手です。桑原くんが所属していたサッカーチームの監督さんの「ご縁」で、名産大サッカー部とつながりました。名産大サッカー部は、近年、ツイッターやインスタグラム、さらにブログ等によって、自分たちの活躍ぶりを発信しています。読者の皆さま、ぜひフォローをお願いいたします。遠からず、桑原くんの雄姿も、たくさんアップされると思います。

ところで、桑原くんも触れている「金銭的(経済的)負担」について。おそらくですが、小さい頃からサッカーをクラブチームや学校の部活動でやり続けていれば、累積すると相当な額になるのではないでしょうか?物品購入費、部費、父母会費、遠征費、合宿費等々。私も、中学校剣道部顧問(監督)歴が長く、それなりに強豪でもあったので、保護者の皆さまに活動費のご負担をお願いしてきました。指導者として、常に心掛けていたのは、活動費の透明性でした。そして、例えば県外に遠征に行くにしても、その意味を丁寧にご説明して、ご理解を得ることでした。

桑原くんは、長年、ご家族の「大きな支え」のもとで、サッカーに専心してきたものと思われます。そして、ある面、1つのゴールである大学サッカーに取り組み、自分を磨き始めています。「恩返し」を胸にばく進する姿を追いかけたいと思います。

(つづく)