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◇愛情教育、この指とまれ◇その607◇令和の時代を生き抜く 名産大1年生物語 vol.57 竹澤 伸一

「1年生物語」も、次第に終盤に近づいてまいりました。連日のようにメールをいただいております。ありがたく思います。

「北陸の蜃気楼」様より。「(前略)髙倉さんの、高校生の時の記事をネットで見つけました。短髪で凛々しく、まさに高校球児そのものといった風貌が目に映りました。(中略)もと日ハムの広瀬コーチに教われるなんて、運が良いと思います。私も、硬式野球5年目ですが、部員も少なく、練習にも覇気がありません。行く高校を間違えたという感じです。(中略)あと1年余、ともかく野球を続けて、そこで見切りをつけるか、大学までプレーを続けるか、毎日親と話し合っています。長く野球を続けられる人は、それだけで運に恵まれた人だと思います。注目度が低い高校の選手は、チャンスをつかむのに必死です。でも私は、あきらめずに頑張るつもりです。(後略)」

つづいて「本気」様より。「(前略)私たち高校生は、たとえばたった今、世界史の授業が終わったとして、『ルイ16世って気の毒だよね。』とか、『ルソーって人々に愛されていたのかな?』とか、『マリーアントワネットって本当に国民に嫌われていたのかな?』なんて話題にはしません。教科書を閉じた瞬間、授業内容なんてきれいに忘れて、違う話に花を咲かせます。でも、髙倉さんや、教育原理を学んでいる他の学生の皆さんは、フレーベルを話題にしたり、ラトケを思い出したりしています。(中略)たぶんそれは、私たちのようにただ語られているからではなく、フレーベルという教育者に、髙倉さんなりの意味を見つけているからではないかと思います。(中略)これもたぶんなのですが、髙倉さんは、ご自身が教師になることを天命だと思っていらっしゃるのではないでしょうか?もし髙倉さんが、将来地元に戻って教職に就かれたら、ご自身に与えられた役割を、忠実に果たしているということになるような気がしています。(後略)」

(つづく)