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◇愛情教育、この指とまれ◇その647◇令和の時代を楽しもう。名産大2年生物語  vol.17竹澤 伸一

細野青(ホソノ セイ)くん。名産大のある尾張旭市の近隣から通っています。「職住近接」ならぬ「学住近接」を活かして、時間の有効活用をしています。

その1つの表れが、アルバイトのかけもちです。学修と課外活動に取り組む以外に、複数のアルバイトができるというのは、時間管理がしっかりできているからだと思います。自分のスケジュール管理が巧みな人は、将来どこの職場に行っても、有用な人材として、結果を残せる人になれます。

細野くんに対して、助言になるかも知れないので、私のアルバイトかけもち体験を少し紹介しますね。私は、大学生のある時期、アルバイトを3つかけもちしていました。

「ある接客業」「家庭教師」「書店の店員」の3つです。「ある接客業」は週2日で深夜帯。「家庭教師」は週2日で夕方から夜にかけて。「書店の店員」は昼も夜もありで週2日ないしは3日。この3つを、できるだけ被らせないで、うまく回していました。

「ある接客業」は、ものすごく幅の広い客層だったので、知識と話術の面で、信じられないほどの勉強ができました。「家庭教師」の教え子は、気難しい子でしたが、その子への対応を重ねるうちに、表情から気持ちが読めるようになりました。「書店の店員」は、隙間の時間は棚の本は読み放題だったので、いっぱい着想のヒントをもらいました。この三つ巴のアルバイトを、約2年間継続できたことは、ひょっとすると大学での学修に匹敵するほどの資質を、身に着けさせてくれたかも知れません。

すでに細野くんも、「アルバイトはお金稼ぎだけではない」ことに気づいていると思います。ご本人のお話の中にもありましたが、目上の人との会話術を会得できるのも、アルバイトの大きな魅力です。アルバイトでも楽しんで過ごせれば、ですね。

(つづく)