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◇愛情教育、この指とまれ◇その699◇令和の時代を楽しもう。名産大2年生物語  vol.69竹澤 伸一

「私は、高卒認定試験(注、高等学校卒業程度認定試験、旧大学入学資格検定)を経て、名産大に入学しました。いわゆる高校生活を送っていないので、久々の学生としての1年と半年は、新鮮な発見に満ちあふれていました。」こう語るのは石川翼(イシカワ ツバサ)くん。愛知県内の某所から名産大に入学し、はや2年生になりました。

石川くんを前回、本連載で取り上げた時は匿名希望でした。そして今回、堂々の実名デビューです。この1年余りで、色々な物や事が吹っ切れたからこそ、本格的な舞台への登場となりました。

「名産大に来て、有形・無形の、たくさんのつながりができました。大学生って、こんなに良いものなのですね。プライベートな相談ができる人も増えたし、屈託やこだわり無しで、昔のことをしゃべれるようになったり。友人、知人ができることのすばらしさを、今、堪能しています。」

追い追い記していきますが、授業の前後などで、私が一番会話している学生の1人が石川くんです。大学が長期休みの時、教職や心理関係のテキストを引っ提げて、私の研究室を訪ねてくれるのも石川くんです。だから自ずと石川くんの人となりがわかり、驚嘆したり、感心したり、共感したりしてきました。よくぞ名産大を選んでくれたものと、感謝したいと思います。

ここであえて読者の皆さまに言いたいことがあります。石川くんのお許しも得ました。皆さんや皆さんの周りで、もし高校生活につまずいて、それ以上の進学をあきらめかけている方がいらっしゃるなら、「s-takezawa@nagoya-su.ac.jp」にご連絡ください。まず私がお会いし、ご相談に乗り、タイミングが合えば石川くんに会っていただき、ご一緒に考えることが可能だと思います。石川くん、それだけの魅力があります。

(つづく)