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◇愛情教育、この指とまれ◇その710◇令和の時代を楽しもう。名産大2年生物語  vol.80竹澤 伸一

およそ3か月にわたって、「名産大2年生物語」をお届けしてまいりました。連載途中で、Tさんにご指摘いただいた通り、名産大で頑張って学んでいる2年生の過去・現在・未来を、時系列に沿って描いてまいりました。「過去」は、1年生からの成長ぶり、「現在」は、今もっとも力を入れていること、そして「未来」は、職業選択も含めた自分の将来像を語ってもらいました。

一般に、大学2年生というと二十歳ということになります。成人式の年です。「18歳成人」という流れと、若干の混乱はありますが、「成人といえば二十歳」という合意は、まだまだ普通だと思います。

私が名産大の「成人」に、日々接していて感じるのは、いわゆる中だるみとは無縁の学生が多いな、ということです。名産大には、文字通り全国から学生が集っています。連載でも取り上げましたが、一人暮らしをしている学生も多いです。となれば、当然、多額の出費が発生します。名産大に送り出していただいた親御さんたちは、ご自分のお子さまが、名産大で鍛えられて何者かになって帰ってくることを願っていらっしゃると思います。

インタビューさせていただいた「2年生物語」の主人公たちは、親御さんも含めた家族の期待を、口々に語ってくれました。「親孝行したい」と、自然に言の葉に出てきます。だから、中だるみなんてしている暇はありません。

秋学期の今、「2年生物語」の主人公とは、相変わらず教室にて学び合っています。この夏、それぞれが様々な体験を積んできたらしく、考え方も深まり、「楽コミュ」ではなく、「プレコミュ」の能力も高まっています。

来年度、「2年生物語」の主人公たちは、「3年生物語」の登場人物として帰ってきます。楽しみです。次回から、新シリーズに移行いたします。

(つづく)