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◇愛情教育、この指とまれ◇その721◇ 令和の時代に挑戦しよう。 名産大3年生物語 vol.1竹澤 伸一

大型連載を開始します。「令和の時代に挑戦しよう。 名産大3年生物語」です。「名産大1年生物語」では、「令和の時代を生き抜く。」にしました。「名産大2年生物語」では、「令和の時代を楽しもう。」にしました。そして「名産大3年生物語」は「令和の時代に挑戦しよう。」です。「挑戦」こそ、大学3年生に一番ふさわしい言葉だと思うからです。

もし、浪人とか留年(注、私は浪人も留年も否定しません。念のため。)をしなければ、大学3年生は、二十歳から始まる年度を過ごすことになると思います。つまり成人式を前年に終えて、形式的にも実質的にも飛躍を遂げようとする時期になります。また、大学を卒業する前年という見方もできます。高等教育最終章である大卒の前年という時期は、その人の人生にとって「第二の胎盤」と呼べる時期だと思います。

これも「もし」ですが、大学入学以来、教養、専門基礎、専門・・と、順調に単位取得を果たしてきたなら、大学3年生で、卒業単位をあらかた取り終えるはずです。とすると、「授業」という形式の作用を受ける、人生最後の時期ということにもなります。

つまり、大学という空間を駅に喩えるなら、3年生という時期は、プラットフォームの最前列から2番目辺りに立っているイメージになります。もちろん最前列では、1学年上の4年生が、まさに「未来という名の列車」に乗り込もうとしている光景が広がっています。3年生は、特等席で、その背中を見つめているのです。

これから、ゆっくりと丁寧に、「名産大3年生物語」を綴っててまいります。主人公である3年生とは、3年前に名産大に入職した私にとって、いわば同期の間柄になります。名産大キャンパスという空間で、一緒に苦楽(笑)を共にしてきた同志の間柄と言っても過言ではありません。この3年間に、彼らにも私にも、色々なことがありました。彼らとは、様々な出会い方をしてきました。それぞれの断片をつなぎ合わせながら、ゆっくりと綴ってまいります。

(つづく)