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◇愛情教育、この指とまれ◇その745◇ 令和の時代に挑戦しよう。 名産大3年生物語 vol.25竹澤 伸一

「九州から名古屋に来て、もう3年目になります。最初は、サッカー部の友だちとワイワイやっていたんですが、野球部とか、部活生以外の友だちとか、コミュニケーションの輪が、どんどん広がってきましたね。」精悍(せいかん)な表情を見せながら、大久保俊秀(オオクボ トシヒデ)くんは語ってくれました。

「入学してしばらく経って、大学に慣れたと思ったら、朝が苦手になったんですよ。でも、もう3年生。さすがに自覚するようになって、生活習慣を整えたら、色々なことがうまく回るようになってきました。」

私は、すかさず聴きました。「サッカー部の活動で忙しいと思うけど、アルバイトとかやっているの?」

大久保くん、ニコッと笑うと、こう答えてくれました。

「実は、あえてアルバイトを2つかけもちしています。両方とも接客業なんですが、お客様の層と言うか、傾向が違うんです。だから、アルバイト先によって、完全に自分をつくり変える必要があるんですよ。サッカーでも同じですが、傾向の違う相手に対しては、プレースタイルを変えますよね?」

深いですね、大久保くん。感心して聴いていると、こんな話も出ました。

「今日はA店。明日はB店。明後日は・・、とチェンジしていくんです。こうすればマンネリにならないし、自分の脳もチェンジできます。刺激を変えることで、楽しみが増えるので、アルバイトは苦痛どころか、楽しくてしようがないですね。」

読者の皆さま、大久保くんの言葉に、生き方、あるいは働き方の大きなヒントが表れていると思われませんか?「アルバイトという気楽な立場だから、楽しいなんて言っていられるんだろう。実際、接客ほど辛い仕事はないよ。」と思われますか?確かに、お客様の中には、話が通じなかったり、理不尽なふるまいをする人もいるでしょう。食うために、生活を維持するために、家族を養うために、仕方なく接客している人もいるのでしょう。

でも、接客に限らず、辛さ、もどかしさは、どこの現場にもあります。発想を変えて、大久保くんのように、切り替えて楽しんでしまうのも、ひとつの方法かも知れません。そして、自分が最大限の努力をしても状況が変わらなかったら、思い切って撤退するか、投げ出す方法もあると思います。

(つづく)