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◇愛情教育、この指とまれ◇その768◇ 令和の時代に挑戦しよう。 名産大3年生物語 vol.48竹澤 伸一

齋藤瑞樹くんに向けての、温かなメールが多数届いています。一部、紹介します。

「シンキングプレーヤー」様より。「(前略)人の話を理解するところに、人間の成長がある。これは真理だと思うのですが、大学3年生の齋藤さんが、この言葉をするりと出してくることに、心から驚かされました。いったいどんな21歳(かな?)の若者なんだと。(中略)今、このメールは香港で書いています。香港に留学中の学生として、香港が対話不全の状態に陥っていることを嘆いています。相手の話を聞かず、一方的に行動を起こそうとしている状態からは、何も生まれません。(中略)香港に限らず、世界中が思考停止の状態になって行っているのは、とても怖いことです。そんな中、齋藤さんのような若者がいらっしゃることを知って、ほっとしました。(後略)」

「木曽の御柱」様より。「(前略)ただ、楽しいだけの時間は終わりました。これからは、自分の未来に向けた活動をしていきます。齋藤さん、すばらしいですね。真正面から、ご自分を見つめ直していらっしゃるのですね。(中略)ただ、楽しいだけの時間を、できたら私もずっと過ごしていきたいと思います。でも、それだと、アリとキリギリスのキリギリスになってしまいます。楽しいだけの時間ではダメなんだと、どこで気づけるかで、人の価値は決まると思います。(中略)ショートケースの追体験でつかんだ教職のすばらしさや難しさを、齋藤さんはすべて引き受ける覚悟なのでしょうか?すばらしいことだと思います。(後略)」

「こち亀」様より。「(前略)原稿の中身から自然に考えると、齋藤さんがめざしている『ある公務員』は警察官のことですよね?私も、婦警になることを目標にしている女子高生ですが、原稿で最後まで警察官と明かされないなんて、逆に興味がわきました。(中略)ただ、齋藤さんと私が少し違うのは、警察官をめざす動機の部分です。私は、単純に、世の中から薄くなってしまっている正義を、強いものにしたいと思っています。でも齋藤さんは、聴くことと伝えることを大事にしたいと言っていると思います。たぶんですが、聴くという意味は、弱い立場の人の声を聴くという意味ですよね。もしそうなら、伝えるの意味が、何となくわかってきた気がします。(後略)」

(つづく)