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◇愛情教育、この指とまれ◇その779◇ 令和の時代に挑戦しよう。 名産大3年生物語 vol.59竹澤 伸一
「もちろん教職も視野には入っていますが、自分のもう1つの柱として、スポーツメーカーで夢を追いかけることがあるんです。」松村一輝くんは、弾かれたように語ってくれました。
「長いこと野球をやってきて、スポーツ用品の大切さを知っているので、その開発に携わりたいと思っているんですよ。」以下、松村くんとの一問一答です。
松「先生は、アンダーアーマー、あるいはセカンドスキンと言われて、何のことかわかりますか?」
竹「うーん、ぼんやりとは聞いたことが・・。確かアメリカのメーカーだったかな。でも、ごめん・・。」
松「まず、セカンドスキンですが、第2の皮膚という意味です。アスリートがパフォーマンスを向上させられるように、皮膚と一体化したアンダー(下着)、アーマー(鎧:よろい)となるように開発された、スポーツ用品の総称ですね。もちろん、同名の会社がアメリカにあります。」
竹「なるほど。とすると松村くんは、例えばアンダーアーマーの開発なんかに携わりたいわけだね。具体的には、どのような製品があるの?」
松「例えば、メンズに限っても、トップス、ボトムス、シューズ、そしてアクセサリーまであります。トップスだけでも、Tシャツ、スウェット&フリース、アウター、ポロシャツ、タンクトップ、ベースレイヤーなど、ボトムスになると、ロングパンツ、ジョガーパンツ&スウェット、レギンス&タイツ、ショートパンツ・・などになります。次にシューズですが・・。」
竹「松村くん、ちょっと待って。すでについて行けてない。ごめん。剣道着と袴(はかま)のことなら、何時間でも語れるんだけど(笑)。つまり、そういったアンダーアーマーを身に着けることで、アスリートは自分を伸ばす可能性を得るわけなんだね?」
松「そうなんです。アンダーアーマーと出会った時は衝撃でした。そして、これだ、と思ったんです。」
あえて手前味噌のことを書くと、松村くんのこの感覚が、名産大の「スポーツビジネスコース」の強みなのです。松村くんは、教職に挑みながらも、本日もスポーツビジネス関連の授業で学んでいます。スポーツはビジネスになるという視野の広がりは、松村くんにとってアーマーともなります。
(つづく)