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◇愛情教育、この指とまれ◇その904◇名産大生、5年後、10年後の夢を語る。 vol.4竹澤 伸一

「私は、隣県から名産大に進学して、本当に大きな体験をたくさんさせていただきました。もともと高校生の頃から、将来は地域貢献の仕事をしたいと思っていたので、その糸口と道筋を、たくさん名産大で見つけることができたので、今さらながら感謝しています。」

齋藤瑞樹くんは、一言一言、言葉を選びながら語ってくれました。ここで、いつもなら「マシンガントーク」に発展するのですが、齋藤くんと私の会話のペースは、「味のある各駅停車」くらいになります。

竹「斎藤くんさ、齋藤くんの言う地域貢献を、例えば職業とか仕事とかで具現化すると、どういうものになるのかな?」

齋「自分の認識の及ぶところだと、公務員とか信用金庫の業務、あるいは多種多様なNPO、そして、ぎりぎりのところで踏ん張っている、第一次産業の皆さんですかね。」

竹「へえ、そう来たか。では、さらに尋ねるけど、例えば地域の商業施設なんかは、社会貢献とは無関係と見るの?」

齋「いえいえ、決してそんなことはないと思います。ただ、郊外型の大規模なショッピングモールが誕生すると、もちろん便利になるので、便利=貢献という部分は出てくるかと思います。しかし、郊外型店舗のせいで、昔ながらの商店街が振るわなくなり、ひいてはシャッター通り化の原因になってしまったら、その地域にとってはどうかなという問題が出てきます。ショッピングモールの集客のおかげで、地域が活性化する側面と、よくよく秤(はかり)にかけて考える必要がありますよね。」

竹「さすが、BTP(ビジネストレーニングプログラム)や、地域産業論などの授業を通して自分を鍛えてきた成果が出ているね。だからなのかな、齋藤くんの就活対象が、大きく2つ、または3つくらいに絞られてくるのは・・。」

齋「そうですね。そして、その3つとも、共通のキーワードがありますね。」

竹「共通のキーワードか・・、同じ漢字が二度使われる、四文字熟語かな?」

齋「さすがですね、先生。キーワードは、安心安全ですね。」

(つづく、あと96回)