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◇愛情教育、この指とまれ◇その921◇名産大生、5年後、10年後の夢を語る。 vol.21竹澤 伸一

本連載「その915」「その916」で、Aさん(仮名)からの長文メールの抜粋をご紹介しました。そしてその折に、長文メールには「別便」があることも紹介しました。その「別便」も、およそ5千字の長文メールです。そしてその中に、900回を超える本連載の「本当の意図」への言及がありました。Aさんによって見抜かれた、本連載の「本当の目的」についても、今回と次回で言及したいと思います。

以下、Aさんの「別便」の抜粋です。

「・・・私は、竹澤先生の、『名産大生1年生から4年生に、少し先の自分の未来を見つめさせて、結果、学生個々のプロデュースにつなげる』という意図を見抜いて、大いに悦に入っていました。2017年9月から、足かけ4年にわたる壮大な連載の本質を見抜いたと思って、ともに連載を追いかけている友人たちにもドヤ顔を向けていました。でも最近、友人たちと本連載に関して話している時に、友人の何気ない一言から、とんでもないことに気づきました。(中略)

その友人は、こんなことを言ったのです。『俺も、いつの間にか竹澤先生に乗せられて、ムキになって読者メールを送り続けてきた。竹澤先生は、ほんの一言の場合もあるけど、必ず返信をくれた。まるで、名産大生を真ん中において、竹澤先生の授業を受けているような気がしてきたんだ。』(中略)

そうなんですね、竹澤先生。竹澤先生は、『この指とまれ』の連載そのものを、メールをくれる2000人以上の固定読者と、名産大生と、連載に関わるすべてのスタッフを巻き込んで、大規模な、双方向のアクティブラーニングを仕組んでいたのですね?」

Aさんの「別便メール」は、まだ途中ですが、Aさんの真摯な「問い」にお答えしたいと思います。答えはもちろん「イエス」です。「名産大生をみんなで育てるために、みんなで学ぼう」という、ある面での隠れメッセージを、「この指とまれ」の連載には含み込ませていました。皆さまから寄せられる、膨大な数のメールに、毎朝5時から返信を寄せることから、私の1日が始まります。これが、私自身が、読者の皆さまから日々学ばせていただく、「私自身のアクティブラーニング」なのです。お盆と年末年始を除く年間355回の記事配信と、20回程度の「番外編」の配信によって、読者の皆さまを「アクティブラーニング・ワールド」に、ご招待していたのです。

(つづく、あと79回)