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◇愛情教育、この指とまれ◇その915◇名産大生、5年後、10年後の夢を語る。 vol.15竹澤 伸一

「名産大生、5年後、10年後の夢を語る。」の連載に、すでに5人の4年生が登場しました。その「夢」を読んで、本連載に205通のメールを寄せてくださっているAさん(仮名)から、206通目のメールが届いたので、ご紹介します。(メール本体は、およそ5千字あります。ご本人にお断りして、圧縮版でお届けします。)

「(前略)残念ながら、本連載は8月でフィナーレを迎える予定とか。偶然見つけた、大学のホームページのコラムでしたが、これほどの連載力を持った大学人が存在するとは、今でも驚嘆の念を禁じ得ません。何が、このコラムの書き手の筆を折らせるのか、あれこれ想像しても詮無いことながら、本メールを本文に取り上げるとおっしゃるので、改めて一言『残念!』と言っておきたいと思います。(中略)

ラストの連載企画ということで、『その1』から連載を、すべて読み返してみました。そこで、ふと気づいたことがあります。この度、連載に取り上げられている4年生諸君の、初出の記事を発見しました。2年生時、3年生時の、その時の意識や考えを、竹澤先生に引き出されて語っています。2年生の時は、二十歳の若者らしく、3年生の時は、就活をしっかり意識して語っています。常に、1歩前を見て語るように、竹澤先生に促されて、確実に成長している姿が伝わってきました。(中略)

そして、今回の連載。4年生に対して、『5年後、10年後』を見据えさせています。改めて、『竹澤先生って、学生からの引き出し方がうまいなあ。』と思いました。常に、『ちょっと前』を見つめさせるのですね。そして、今、何をするべきなのか考えさせるのですね。(中略)

それにしても、『語るに落ちる』というか、今回、竹澤先生から引き出された4年生諸君は、知らず知らずのうちに、すごいことを語っていますね。(中略)信用金庫にインターンシップに行き、信金の本質をつかんできた後藤くんは、『信金は地域の最後の砦』と、みごとに語っていますね。現今のコロナ禍によって、地域の中小企業をはじめとする事業者は、本当に喘(あえ)いでいます。信金の存在価値が、ますます高まることが予想できる中で、あえて後藤くんは、地域の中に飛び込んで行こうとしているわけです。本当の意味で、後藤くんの『5年後を見据えた信念』が問われますよね。」

(つづく、あと85回)