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◇愛情教育、この指とまれ◇その924◇名産大生、5年後、10年後の夢を語る。 vol.24竹澤 伸一

「竹澤先生も、長年剣道をやっていらして、ストレッチの大切さは、よくご存知だと思うんです。私は、ストレッチやフィットネスという、その人のボディーバランスを整えるのをサポートできるような、健康志向を追求する仕事に就きたいですね。」

松村一輝くんは、近くの、あるいは少し遠くの「夢」を追いかけるような表情で語り出しました。

そんな松村くんに、確認するように、私は質問してみました。

竹「名産大って、スポーツビジネスの授業や実習が盛んだよね。松村くんの中で、明らかに血肉になっている授業ってある?」

さすが、競技スポーツを15年やってきたアスリート、反応は速いです。

松「そりゃ、授業も実習も、全部自分の中に消化されていっていると言って良いと思いますよ。名産大のスポーツビジネス担当の先生は、まず競技者として超一流なわけです。次に指導者としても超一流なので、授業で伝えてくださる、あるいは実習でコーチングしてくださる1つ1つの内容が、ずば抜けてレベルが高いんですよ。例えば、自分のトレーニングプランを作成する時に、少人数授業なので、サポートがきめ細かいんです。プランをつくって実践して、チェックして次の活動に移る。つまりPDCA理論ですよね。ですから、名産大スポーツビジネスのすべての学びが、私の、例えばトレーナーとしてのキャリアアップに直結しているような気がします。」

松村くん、語るうちに、またいつもの笑顔になってきました。私は、ここぞと畳みかけてみました。

竹「そして、コミュニケーションの研究だよね。松村くんの笑顔の背景には、コミュニケーションの研究もあるからね。」

松村くん、大きくうなずきながら語ってくれました。

松「私は、卒研で、落合博満さんのコミュニケーション術を深掘りしつつあるんです。落合さんって、選手の時も、監督の時も、解説者の時も、一見無表情に見えるかも知れません。でも、よくよく見ていると、ニッコリ笑った笑顔がいいんですね。それで選手もコロッといっちゃう。落合さんの笑顔、私の笑顔、先生の笑顔・・。笑顔は万能ですよね。」

(つづく、あと76回)