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◇愛情教育、この指とまれ◇その919◇名産大生、5年後、10年後の夢を語る。 vol.19竹澤 伸一

「社会人基礎力を、色々な科目で、講座で、インターンシップで、そしてゼミで、身に着けさせていただきました。でも、5年後、ましてや10年後には、基礎力だけではダメだと思うので、社会人応用力のようなものを、身に着けていたいと思います。」

平林大毅(ヒラバヤシ ダイキ)くんは、自己確認するように語り始めました。さすがにこのご時世において早期内定を果たした人物です。言うことが違います。そこで私から、さっそくの突込みを。

竹「平林くんさ、社会人基礎力の中で、平林くんが一番ビビッときたものって何かな?」

平林くん、3秒後に即答しました。

平「それは何と言っても、『前に踏み出す力(アクション)』の中の、いの一番である『主体性(物事に進んで取り組む力)』だと思います。」

まっすぐな目で、平林くんは言います。私は畳みかけます。

竹「社会人基礎力って、12個の能力要素があるよね?平林くんなら、その1番目あたりではなく、4番目の『課題発見力』を言ってくるかなと思ってたんだけど・・。」

今度は平林くん、10秒考えて答えてくれました。

平「先生、それはちょっと買い被り過ぎですよ。私なんか、まだまだ入社前のひよこのような学生ですよ。3年生の夏前に、『この夏に最低3つはインターンシップに行ってくること』って、先生に厳命(笑)されたから、私も含めて皆が『主体性の小さな灯』みたいなものが芽生えたんです。そこから約10か月、『小さな灯』を、少しでも大きくしようと思って、懸命に頑張ってきました。だから早期内定もいただけました。でも、私の、私たちの原点は、やはり『主体性』ですよ。」

私は、感心と感激を押し隠して、さらに突っ込みました。

竹「平林くんの中で、『主体性』と、さっき言った社会人応用力とは、どうつながっているの?」

平林くん、今度は30秒考えて答えてくれました。

平「5年後はともかく、10年後には、私も上司と呼ばれるようになっていたいです。そのためにも、常に原点である『主体性』に帰りたいですね。」

(つづく、あと81回)