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◇愛情教育、この指とまれ◇その930◇名産大生、5年後、10年後の夢を語る。 vol.30竹澤 伸一

岸海渡くんにとってのYさん、まさに恩人です。岸くんが、あることで大きな挫折を味わった時に、すうっと救いの手を差し伸べてくれたのがYさんでした。

岸「先生もよくご存知のように、私は一時、地獄と呼べるものを味わいました。そんな時、私の仲間とともに相談にのっていただいたのがYさんでした。先生が大事にされている『傾聴力』を、やはりYさんもお持ちで、我々の気持ちを余さず聴いてくださいました。」

岸くんは、そこで言葉を停めました。一瞬、当時の思いが去来しているようでした。

竹「Yさんって、岸くんたちからしたら、頼れる兄貴分ってとこかな?」

岸くん、パッと「今」に帰ってきてくれました。

岸「はい、そうですね。とっても頼りがいがあります。でも、我々には厳しいですよ。特に礼儀・礼節の面には・・。」

私は、ここで大きく反応しました。

竹「本当にそう思うよ。人って、すれ違う時にわかるよね。Yさん、自分の視野の中に相手をとらえると、瞬間に『全力挨拶モード』にチェンジするもんね。私なんか、Yさんのきりっとした姿勢が目に入っただけで、背筋がピンと立つのを感じるし。」

岸くん、「そうです、そうです・・」と、心の中で唱えるようにして、こう言いました。

岸「Yさんや、もちろん関わってくださった多くの方々のおかげで、今、就活ができている自分たちがいます。そこで、例えば私ですが、身内の勧めもあり、まさに『男の仕事』を模索しています。現状では一進一退ですが、Yさんの『男気』のような真っ直ぐさをもって当たっていきたいと思います。」

いかがでしょうか、読者の皆さま。岸くんにとっての「社会人基礎力」のモデルは、まさにYさんなのです。もちろんYさんは、名産大キャンパスでバリバリ活躍されています。ずっと以前に、本連載で、「人生のロールモデル」のお話をしました。自分の生き方の参考になる人のことです。岸くんは、「狭い窮屈な思考にとらわれないで」、生き方の模索をしています。

(つづく、あと70回)