NSU News

◇愛情教育、この指とまれ◇その984◇名産大生、5年後、10年後の夢を語る。 vol.84竹澤 伸一

「名産大生、5年後、10年後・・」の連載も押し迫ってきました。3年生の「夢」語りも終了し、今、続々とメール等をいただいているところです。本連載自体、今回も含めあと17回なので、限られた中で、読者の皆さまにお伝えすべきことを迷いました。で、数回、大学生の「夢」につながる、「名産大のキャリア支援の今」をお届けします。

去る7月2日(木)に、名産大4年生を対象に、「合同会社説明会」を実施しました。コロナ禍がなかったら、3月に実施していた催しです。名産大キャリア支援委員会の呼びかけに対し、コロナの渦中にも関わらず、多くの企業様にお越しいただきました。改めて御礼申し上げたいと思います。

いつもの年なら、事前申し込み無しでの開催でした。しかし、主催者として、参加者を完全に把握する必要があったので、4年生には事前登録に協力していただきました。当日は、3密を避け、企業様や参加学生の導線を十分に考えた上で、慎重に実施しました。もちろん、マスク着用や手指等の消毒は徹底しました。

なにしろ今年度の就活戦線は、異例ずくめで推移しています。コロナ禍のせいで、毎年盛大に開かれる通称「合説(企業合同説明会)」は、軒並み中止・延期を余儀なくされました。あくまでも私の個人的な見解ですが、大規模になると数百社が集う「合説」は、言ってみれば「就活のフードコート」だと考えています。読者の皆さまも、よくご存知の通り、ショッピングモール等にあるフードコートは、まず遠巻きに見るだけでも楽しいです。次に、はじめはラーメンを食べようと思っていたのに、隣のハンバーガーに目移りし、挙句には牛丼を食べてしまったということが、よく起こります。大学3年生(注、就活戦線は3年生の3月が解禁です)や4年生と言えど、全員が全員、行きたい業界・会社が、最初からカチっと決まっているわけではありません。何となく企業ブース間を回っているうちに、「あっ」とひらめくことも多々あるのです。残念ながら、今年度の就活生は、数か月間、「あっ、牛丼がいい。」の機会がありませんでした。

7月2日(木)、名産大にお越しいただいた企業様は、長年、卒業生がお世話になってきた事業所でした。コロナ禍のような緊急事態の際に、ご協力いただけたのは、大変有難く思いました。もちろん参加した名産大生は、「夢」への第1歩を踏み出したわけです。

(つづく、あと16回)