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◇愛情教育、この指とまれ◇その989◇名産大生、5年後、10年後の夢を語る。 vol.89竹澤 伸一

本連載に対して、毎週のようにメールを寄せてくださる公務員の方が何人かいらっしゃいます。私が勝手に、「たまげた公務員三銃士」と名付けている3人の方が、もれなく吉見倫太郎くんにメールをくださったので、「たまげた」部分を中心に、少しずつ紹介します。

「愛知のドンキ」様より。「(前略)吉見さん、コロナのせいで、公務員の長期インターンシップに行けずに残念なことをしましたね。もし私が、吉見さんのインターンシップを担当していたら、たぶん豊かで面白い体験をご用意できただろうと思います(残念なことに他市ですが)。(中略)

私は今、社会教育と社会体育の分野で、吉見さんの言う、前例にとらわれないイベント屋をやっております。とにかく楽しんじゃおうという発想です。でも、まさかのコロナ禍・・。しかし私たちの部署は負けないのです。すぐに発想を切り替え、オンラインのイベントをたくさん用意しました。もちろん、リアルな体験と巧みに組み合わせたものです。公務員も楽しむことが大事だと思います。(後略)」

「さよならマニュアル」様より。「(前略)私は、主に障害福祉を担当して20年ほどになる公務員です。私が日常接しているのは、障害福祉施設の関係者、障害を持っておられる方々、それにご家族の方々です。(中略)コロナの時代になり、福祉の在り方も変化せざるを得なくなっています。今までは、対面、寄り添い、密着、継続が当たり前でした。障害を持つ方々の身になって、密な関係になって何ができるのかが問われてきました。(中略)吉見さんは、前例主義に否定的なお考えをお持ちのようですが、幸か不幸かこれからの時代は、前例がまったく意味のない時代になっていくと思います。吉見さんのような、やる気に満ちた柔軟な思考の持ち主が、新しい時代の公務員像のような気がします。」

「奉仕は胞子」様より。「(前略)証券会社に4年勤め、一浪して公務員になった者です。証券業界の虚構性(きょこうせい)に嫌気がさして、市民の皆さんと直に接して仕事がしたいと思い、公務員となりました。最初の配属が公園緑地課、現在は土木科に勤務しています。(中略)実は、この8年間に何度か、被災地への災害派遣に出向きました。現地の公務員仲間と、数々のボランティアの方々と一緒に、瓦礫(がれき)を撤去し、食料や飲料水を配布し、炊き出しをおこない、被災者の方々とたくさんお話をしてきました。証券会社時のマネーゲームと違い、人の役に立っているという実感を味わってきました。(中略)公務員は奉仕です。吉見さんと、現場でお会いできると良いですね。(後略)」

「公務員三銃士」の皆さま、ありがとうございました。

(つづく、あと11回)