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「職業教育研究センター」スタート!

ご挨拶

職業教育研究センター長
横山悦生

本センターは2022年8月1日に創設された。名古屋産業大学の歴史を辿ると、その前身は、タイプピストを養成する各種学校として始まった歴史をもつ。その創設の理念は、女子のための職業教育を行なうことに主眼がおかれていた。この理念は現在の名古屋産業大学の基本的理念の一つでもあり、今日においても変化していない。多くの私立大学では、そこで実際に行なわれている教育が職業教育としての機能を果たしているにもかかわらず、職業教育それ自体を研究するような研究所をおいている大学はこれまで皆無であった。
職業教育は一人一人の人間が職業的な自立を達成するための営みであり、かつ「生き方」であり、すべての人間にとって不可欠の教育である。歴史的には、各種学校、専門学校、高校専門学科、短期大学、大学などをはじめ、さまざまな教育機関が存在している。これらの教育機関で行われている教育的な営みを研究対象とした研究は、他の研究分野と比較すると遥かに遅れていると言わなければならない。その点で、本学に職業教育を研究するセンターがおかれたことは画期的なことであるといわなければならない。

本研究センターは、以下の4つの研究部門から構成されている。

(1)職業教育の歴史・比較研究部門

(2)企業内教育研究部門

(3)インターンシップ・キャリア教育研究部門

(4)教育福祉研究部門

職業教育研究センターの一つの研究部門として教育福祉研究部門をおいているのが、本センターの特徴でもあると考えている。今日の大学ではさまざまな背景を抱えて入学してくる学生が増えてきている。そういう学生たちを対象とした職業教育をどのように組織していくのか、このような実践的な研究課題もこの教育福祉研究部門では取り上げることを想定している。

まだ、センターでの活動が開始されたばかりなので、現在は各部門が共同して 研究プロジェクトを組織し、科研費を申請している段階である。このセンターの研究員は他大学などの研究者にも開かれているので、興味のある方は共同研究員になっていただき、職業教育に関する共同研究を発展させたいと考えている。また、センターの研究紀要『職業教育学の探求』も年1回の発行を予定しており、この研究紀要への投稿も他大学の研究者などにも広く開かれたものとなっている。職業教育研究の一つの研究拠点を形成していけるように取り組みを進めたいと考えている。職業教育研究に関心のある多くの研究者とともに本研究センターが発展していくことを期待している。

職業教育研究センターの紀要『職業教育学の探求』Vol.1の論文投稿を受け付けております。学内外のどなたからも広く応募いただけます。
締め切りは2022年12月15日、発行は2023年3月末を予定

詳細は以下ご参照
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