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産業心理学の授業紹介 その2

産業心理学(担当:木川)では、会社組織内での人事、組織行動、安全な作業、消費者行動などについて勉強しています。「マーケティングと消費者行動」の回では、商品のポジショニングについてワークを行いました。
マーケティングでは、他社の商品と自社の商品とが、どのような競合関係になっているのか、また消費者がその違いをどのように受け止めているのかを把握する必要があります。
受講生は各自、名古屋の2つの銘菓(新名物のひよこのお菓子と伝統的な蒸し菓子系の和菓子)に対して、「1庶民的~11高級感がある」「1価格が低い~11価格が高い」で評定しました。そしてそれらの得点を持ち寄り、縦軸、横軸が描かれた知覚マップ上に貼り出しました。

 

その結果、ひよこのお菓子はおよそ過半数が「価格が高く庶民的」の位置に多くマッピングされたのに対し、蒸し菓子系の和菓子については、マッピングがおよそ右肩上がりの一直線上に並びました。これらの結果は何を表しているのか?受講生からはいろいろな意見や考えが出されました。
知覚マップを作成することにより、消費者の商品やサービスに対する知覚や認知を可視化することができます(正式な分析では多次元尺度法いう統計的な手法が用いられます)。このように心理学では人の心の状態を数値で表すことにより、人間の心や行動の客観的な理解を目指します。

 

 

名古屋産業大学のビジネス心理コースでは,理論と実践のつながりを重視して,理論から実践への橋渡し,そして実践からの新たな学びを大切にしています。

ビジネス心理コースで培う3つのポイント

[1]EMPOWERMENT(エンパワーメント)
全ての人ひとりひとりが本来持っている力を発揮できるような人材活用ができるようになる

[2]WELL-BEING(ウェルビーイング)
働く人もお客様も幸せになれるような満足度の高いサービス提供ができる人材になる

[3]MENTAL HEALTH CARE(メンタルヘルスケア)
心身ともに健康な社会人生活を長く続けられるためのスキルを活用できる

 

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