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◇愛情教育、この指とまれ◇その539◇アクティブラーニングはやっぱり学生が主役 vol.39 竹澤 伸一

私(竹澤)自身の授業紹介の連載が始まった途端、メール等のご連絡が倍増し、本日までに400通を超えました。自分では、それほど特殊な「アクティブラーニング」を実践しているつもりはないのですが、読者の皆さま、とりわけ高校生の皆さまには「目から鱗が落ちる」お話だったようです。高校生読者の、印象的なメール内容を2つご紹介いたします。

まず「名古屋の雑草」様からのメール。「(前略)竹澤先生は、ご自身もアクティブラーナーであると言い、アクティブラーニングはアクティブラーナー同士の学び合いだと言いました。こんな考え方は初めてで、とても新鮮に思えました。(中略)私が通う高校では、授業のほとんどが、竹澤先生が嫌悪する講義式の授業です。中でも日本史や世界史などの社会科系の授業は、完全に先生の独演会で、板書もほとんどなく、生徒の何人かはスマホをいじっています。その先生たちは、生徒が騒がなければ何をしていても関心を持ちません。(中略)たぶん唯一の例外は英会話の授業で、この授業の先生は『ヘイ、ユー。君たちは今日は何を知りたいのかな?』と、毎時間問いかけてくれて、日常のできごとを通して、高校生が興味を持ちそうなことを話題にして、会話をつくってくれます。竹澤先生の社会の授業を、一度受けてみたいです。(後略)」

続いて、「ツイッターはやらない」様からのメール。「(前略)傾聴、つまり自分たちの考えや意見を聴き、とりあえずすべてを承認してくれる先生なんて、本当に現実にいるのでしょうか?私の高校では、そんなポーズを示す先生は何人かいます。でも、結局は自分たちの考えを押し付けてくるだけです。(後略)」

後日談。「ツイッターはやらない」様とは、現在進行形で「メール会話」を継続中です。

(つづく)