テッドの独り言

 先日、中日ホームニュースの「こんにちはお嬢さん」に紹介された水谷さんは、ぼくのゼミの卒業生です。今でも覚えていますが、2年生の秋、ひとり研究室を訪れ、ぼくのゼミを希望しますと訪ねてきました。まさに「お嬢様」という感じで、おっとりしていて、口数も少なく、余り会話は進みませんでしたが、とても誠実で、芯のしっかりとした学生であったと記憶しています。今年の3月に卒業して以来、お会いしていませんが、卒論では、ディズニーランドにおける経営の特長を研究しました。学生時代から、旅行が趣味で、ディズニーランドには何度も訪れて、卒論にも活かしていたようです。

  ゼミは、尾張旭市の特産物であるイチジクを利用した「プチじくロール」ケーキ=写真=の商品開発・販売を行った年度でしたので、社会人基礎力である、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チーム力」をしっかり鍛えられたことと思います。経済産業省・日本経済新聞社による「社会人基礎力グランプリ中部地区大会」にゼミで出場・発表し、「奨励賞」を頂いた年です。記事を読むと、フランスとイタリアへ一人旅行を敢行したとありますが、ゼミに入ってきたときのことを思うと想像がつきません。「思ったことを伝えられるよう語学を勉強中です」とあるので、多少なりとも、ぼくからの「良い影響」もあったかなと勝手に想像しています。(^_^;)

 彼女の同級生のゼミ生も、1年休学してオーストラリアに語学留学をしました。その前は、インドネシアに1年間語学留学をしたゼミ生もいましたが、共通することは、皆「お嬢さん」だったことです。海外生活が長かったぼくのゼミを希望する学生に、海外志向の学生が集まるのは自然なことだとは思うのですが、ぼくがしたようなことに挑戦する「坊ちゃん」の出現も心待ちしているのですが…。

内山 哲治