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◇愛情教育、この指とまれ◇その27◇河村陽介先生の情報デザイン系の授業vol.2 竹澤 伸一

 河村先生の「二次元画像処理演習」や「CG演習」の授業では、学生は基本、手打ちのプログラミングをしています。例えば画像プログラミングソフトである「processing」や、CG制作ソフトである「Unity」を駆使して、プログラムを入力し、それを画像に変換させているのです。

 河村先生の研究室で、学生が実際に創った画像作品を見せていただきました。ミッションは「時間によって変化するものを創りなさい。」突然、画面に大きな時計が現われ、秒針が1秒ごとにコチコチと時を刻んでいきます。と、画面が切り替わり、夕方の地平線にゆっくりゆっくり太陽が沈んで行きます。静寂の画面の中で、確かな「動」が刻印されていく面白さ。しばし堪能させていただきました。

 「ゲームプログラミングソフトでスマホのアプリも創れるんですよ。」と河村先生は事も無げに言います。すでに「webデザイナー」の卵である学生の作品群に感心しきりの私に、興味をそそられるお話を洪水のように注ぎ込む河村先生。河村先生の教室や研究室に、学生たちが息せき切って集まる理由がよくわかります。

(つづく)