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◇愛情教育、この指とまれ◇その104◇名産大のリアルな学生像 金島未来さん vol.2 竹澤 伸一

 「そのいじめの件は、こんな角度からも検討できると思います。」「この先生の立場だったら、私はこういう行動を取ったと思います。」本日の授業でも、金島未来さんの鋭い発言が続きます。そう、これは私の授業の1コマ。受講者全員が侃侃諤諤(かんかんがくがく)の議論をする中、ひと際異彩を放っているのが金島さん。私が仕掛ける「ショートケースメソッド」の授業に、すっかりはまってくれています。(ちなみに、ずっと以前から、この連載の主である私の授業って、どんな授業なんだという問い合わせがあります。いずれ必ず「アクティブラーニング論」も含めて紹介させていただきます。)

 閑話休題。「教員免許を取りたくて」名産大に来た金島さん。なにしろ学ぶことに貪欲です。本連載のきっかけとなった「(学生目線で)良い授業発掘アンケート」(「その35」でご紹介ずみ)は、匿名ではなくて実名で書いていただきました。金島さんの各授業に対する「評」は実に的確。それはすべての授業に対して「準備して」臨んでいるから。自分にも先生にも妥協はしません。

 そんな金島さん。実は先だって登場した鈴木克吉くんと、ある面での盟友なのです。例えば日々、学友会の活動で苦楽を共にした仲。次回は金島さんの物語第2章。

(つづく)