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◇愛情教育、この指とまれ◇その121◇名産大のリアルな学生像 山村一成くん vol.5 竹澤 伸一

 「ひょっとしたら、母校の野球部のお手伝いができるかも知れないんです。」本当にうれしそうに語る山村一成くん。故郷の北陸の県で、地域の方々の生活向上のための仕事に就きます。「身体が空いている時間をうまく活用して、母校の野球部のために尽くせれば本望なんですよ。」

 名産大では、山村くんのような、「生まれ育った地域に帰り、その地域振興のために地道に活動する学生」を数多く輩出しています。もちろん地方から出て来て、大都会名古屋で就職することも「アリ」です。いわば「Uターン型」「大都会型」の就職に、柔軟に対応できるノウハウと底力が名産大にはあります。

 山村くんは、本業の「地域貢献型の仕事」でも、副業(?)の野球部のコーチでも、全力プレーで臨むと思います。もちろん自分のためでもあるのですが、仲間のため、地域の人のため、後輩のため・・、という「〇〇のため」を数多く持っている人なのです。

 名産大硬式野球部での4年間の「泣き笑い」が、山村くんを大きく育てました。授業やゼミの活動を通して、毎日のように討論し切磋琢磨した仲間が、山村くんの人間の幅を広げました。次回、山村くんのラスト。もう1つ違った面で、山村くんを掘り下げます。名産大ならではの「資質の育成」です。

(つづく)