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◇愛情教育、この指とまれ◇その123◇突然ですが『模擬株主総会の授業』をご紹介します。vol.1 竹澤 伸一

 前回まで、「名産大のリアルな学生像」として、4人の4年生をご紹介しました。読者の皆さまの関心は高く、反響のメールもいくつかいただきました。

 ところで突然ですが、「伝えなければならない授業」があります。本連載の3番目に登場した、冨田裕平先生が手がけた「模擬株主総会の授業」です。後期(秋学期)科目である「地域ビジネス論Ⅳ」の、最終回の内容です。冨田先生から授業にご招待を受け、丸々90分間参観させていただきました。典型的な「アクティブラーニング」の授業でした。以下、4回に渡り連載し、その後「リアルな学生像」に再び戻ります。

 最初に確認。「株主総会」って何だかご存知でしょうか?簡単に言えば、株式会社の経営者(主に取締役たち)が、出資者である株主に経営状態の報告をし、必要なら質疑応答をおこなう会です。経営が順調なら平穏な内に終わりますが、ひとたび会社に何かがあると、株主総会は大荒れに荒れます。

 「地域ビジネス論Ⅳ」の受講者たちは、この日の株主総会めざして、グループごとに5つの会社を立ち上げ、事業報告に耐えうる経営を模擬的に重ねてきました。会社経営のシミュレーションを体験してきたのです。次回から「模擬株主総会」の実際を中継いたします。

(つづく)