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◇愛情教育、この指とまれ◇その127◇名産大のリアルな学生像 大城晧介くん vol.1 竹澤 伸一

 「信じられますか?私の高校と大学の恩師は、お二人とも元オリンピック 選手なんですよ。」そう興奮気味に語るのは、名産大4年生の大城晧介(オオシロ コウスケ)くん。高校の恩師とは、シドニーオリンピック女子ウエイトリフティング日本代表だった平良(旧姓 仲嘉)真理先生。堂々7位入賞の偉業。そして大学の恩師とは、本連載「その71~74」でご登場いただいた平井一正先生。モントリオールオリンピック男子ウエイトリフティング銅メダリストです。大城くんは、高校・大学と元オリンピック選手のコーチングを受けて、ウエイトリフティングという過酷な競技を続けてきたのです。

 ところで大城くん。中学校まではハンドボールの選手。「私が育った沖縄県はハンドボールが盛んなんですよ。でも途中から目標を見失ってしまって・・。もし高校で平良先生に声をかけていただかなければ、その後の自分がどうなったか想像もつきませんね。」

 名古屋からおよそ1300キロ離れた沖縄から、平良先生から平井先生へのリレーで名産大に着陸した大城くん。まさに先生(監督)同士が取り結んだ「縁」そして「出会い」の賜物(たまもの)です。

 これからしばらく大城くんの物語。毎日が自分との戦いの連続です。

(つづく)