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◇愛情教育、この指とまれ◇その161◇福本陽介先生の言語活用系の授業 vol.1 竹澤 伸一

 ベートーヴェンの作品研究を人生のテーマとし、ヘヴィメタルなロックを奏でる言語学者。福本陽介先生は、柔和な風貌とは裏腹に(?)、とっても熱い人です。

 名産大で担当する主な科目は、「イングリッシュコミュニケーションⅠ・Ⅱ」「ビジネス英語Ⅰ・Ⅱ」「多形態コミュニケーション」。そして、「海外インターンシップ」の実務と学生支援も担当し、ゼミを通して学生の育成も担っています。

 「英語は必修科目なので、必ず履修しなければなりません。でも英語が苦手だ、とか、好きになれないよ、という学生はどうしてもいますよね。でもね、そうした英語に対する思い込みみたいなものを、何とか取り去ってあげたいなと思っているんですよ。」と福本先生。そのための手段の1つがペア・ワーク。意図的にペアをつくらせて、何気ない英会話の小さな成功体験を積ませていけば、英語に対する抵抗感が薄らいでいくと言います。

 「受験で必要な英語からは、もうオサラバしようということです。何のために英語が必要なのか、もっと言えば、何のために言葉が必要なのか、です。答えは1つではないですよね?英語は1つのコミュニケーションツール。使えれば『お得感』満載です。」

 さあ、しばらく「福本ワールド」全開です。言葉に対する価値観の転換になるかも。

(つづく)