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◇愛情教育、この指とまれ◇その166◇岡村聖先生の環境科学系の授業 vol.1 竹澤 伸一

 「私は工学部出身なので、難解な数式に接するのは日常茶飯事です。でも学生は私のコピーではありません。数式を丸のみする必要はありません。ただ、その意味を自分自身のターム(言葉)で説明できるようになってもらえたらと思っているんです。」と岡村聖先生。岡村先生が担当する科目は、「物理学」、「数学」「環境ビジネス概論」「大気循環論」「大気公害防止」「気象予報」など。

 「私は、自分の担当するどの科目でも、一定の知識を伝えた後で、必ず説明してもらいます。「大気公害防止」の授業は「公害防止管理者」の、「気象予報」の授業は「気象予報士」の受験につながるので、説明できるほどの理解が確認できるほうが良いのです。」と岡本先生。学びの成果としての資格取得も視野に入れています。

 「かつて授業に、ある大手企業のOBをお招きしました。そのOBの講話の聴き取りを確かなものにするために、『4Bシート』というアイテムを推奨したことがあります。Bはブロックの意味。つまり講話の構成を意識的に4ブロックで聴き分けて、要点を見抜いてメモを取る技法を伝授したのです。メモは社会人基礎力育成には貴重なツール。授業の基本中の基本です。」

 聴き取り・メモ・理解・説明・定着という段階性。岡村先生の授業に密着します。

(システムメンテナンスの関係で次回更新は4月2日(月)となります)