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本学の教員が台湾の環境教育国際フォーラムで講演

愛情教育と実践教育で学生を応援する名古屋産業大学(MEISAN)。そんなMEISANでは海外交流や研究活動が盛んにおこなわれています。本学の伊藤雅一教授、岡村聖教授、大学院博士後期課程の許容瑜さんが台湾を訪問し、5月12日(土)に開催された基隆市環境保護局主催のCO2環境教育国際フォーラムで講師を務めました。 

身近な環境と探究的な学習活動

このフォーラムには、基隆市内の小・中学校、高等学校の児童・生徒や教員など77名が参加。基隆市環境保護局の頼煥鉱局長の開講挨拶の後、伊藤雅一教授は、「身近な環境と探究的な学習活動」をテーマに講演し、学校周辺のCO2濃度調査を通じて、探究的な学習能力を身に付けることの大切さを訴えました。
また、岡村聖教授は、新たに開発した「CO2濃度データ閲覧システム」を利用し、基隆女子高等学校に開設されたCO2濃度測定局の収集データを用いて、風向・風速の発生状況を考慮したCO2濃度分布図の作成実習を行いました。
当日は、海外インターンシップ参加学生の引率で台北市に滞在していた林敬三教授も合流し、許容瑜さんとともに通訳を務めました。

海外へ展開する環境教育の輪

台湾北部に位置する基隆市では、基隆港を中心とした低炭素都市づくりを推進しており、その一環として、昨年度から市内の小・中学校、高等学校の5校で、CO2濃度データを利用した環境教育の実施に着手しています。
台湾では、これまで苗栗県環境保護局と連携し、県内の小・中学校、高等学校23校で環境教育の実践に取り組んできましたが、今回のフォーラムを契機に基隆市でも環境教育の輪が拡がっていくことが期待されます。

さらにMEISANの学びをより詳しく知りたいと思った皆さんは、6月9日(土)のオープンキャンパスに是非お越しください。お申し込みはこちらから。