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◇愛情教育、この指とまれ◇その237◇名産大新入生の夢をご紹介します。 vol.47 竹澤 伸一

 「夢は今のところ、これと言ってありません。」と語るのはIくん(仮名)。小学校の時、野球をやっていて、プロ野球選手になりたいと思っていました。でも、野球をやめ、サッカーに転じてからは、これと言って「夢らしい夢」は描いていないのだとか。

 けれども、「適当に生きていくのは嫌」なんだそうです。「死ぬ前に、これまでの人生が、楽しく充実していたと思えるような人生」を送れたら満足なんだとか。

 Iくんは、しきりに「ふつうの人生が送れたら」と言います。それを聴いて、私はふと思いました。「ふつうの人生のふつうって、何だろう。」と。

 よく、「波瀾万丈の人生」って言いますよね。「ふつうの人生」の対局にあるイメージがあります。では、「波瀾万丈の人生」を送る(送った)人は、どうしてそうなったのでしょうか?どうも私には、2つのケースがあるような気がしてなりません。

 1つは、「波瀾万丈の人生」になるように、自ら求め、挑戦するケース。もう1つは、別に求めてもいないのに、まるで何かに引きずられるように、「波瀾万丈の人生」になってしまうケース。

 もしIくんが、「楽しく充実してたと思えるような人生」を望むなら、名産大で「夢の端緒(タンチョ)」を見つけて、挑戦をして行く人生も良いかも。

(つづく)