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◇愛情教育、この指とまれ◇その273◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.13 竹澤 伸一

 松原廉くんが名産大で送っているのは、学修とサッカーの日々。だから松原くんの視野には、自然と「スポーツ関連の職業」が入っています。

 名産大の1年生(新入生)の連載をしていた時にも、「スポーツ関連の職業」を志向している学生が何人かいました。スポーツビジネスの学修メニューが充実している、名産大ならではの傾向ととらえることもできると思います。

 ところで、考えようによっては、これも「スポーツ関連の職業」と言えるものについて考えてみたいと思います。消防士と警察官です。ともに最終的には人命救助を本旨とする、極めて崇高な職業です。

 私はかつて機会があり、消防訓練に参加をしたことがあります。また警察学校に招かれ、学生と剣を交えたこともあります。その際感じたことは、人命を救助し治安を守るためのもっとも大事な価値は、職務に耐え得る体力だなということです。例えば消防士の場合、60㎏の大人を軽く扱うことのできる「消防体力≒消防筋肉」がなければ「役立たず」となってしまいます。いざという時、救助できなければ意味がありません。

 他の「価値」として、組織で動くための「チームワーク力」もあります。ひょっとして松原くんの視野に、「スポーツ由来の公務員」は入ってくるでしょうか?とても興味深いです。

(つづく)