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◇愛情教育、この指とまれ◇その288◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.28 竹澤 伸一

 部活動に打ち込んできた十和田圭介くんは、今まで表舞台を歩んできました。しかし現在は、心境の変化で、裏方で支える仕事に就きたいと考えているそうです。

 その考えの根底には、「感謝」の気持ちがあります。控えの選手、マネージャー、コーチ、監督、そして家族。十和田くんが一線で活躍していた時、周囲の人々は一生懸命に支えてくれていました。もちろん当時から、そのことには気づいていましたが、一線を退いてみて、改めて支えてもらうことの重要性、そして有難さに気づかされたと言います。

 そこで十和田くんが、裏方の仕事の1つとして想起したのが教師でした。まさにその通りで、教師こそ究極の裏方仕事なのです。子ども(幼児・児童・生徒・学生)を支えて、彼らに輝いてもらうことが、仕事の本質なのですから。

 もう1つ、現在の十和田くんの視野に入っているのが、ブライダル関係の仕事。結婚しようとしているカップルや、その親族の方々を支える仕事です。

 私は、仕事柄、多くの教え子の結婚式や披露宴に立ち会ってきました。もちろん家族の結婚式もなのですが、いわゆるウェディング・プランナーと呼ばれる方々の仕事ぶりには、毎回、目を見張る思いをしてきました。あの演出力はどこから来るのか、そんな話を、いずれ十和田くんともしてみたいと思います。

(つづく)