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MEISANの授業を紹介する授業レポート:多形態コミュニケーション

愛情教育と実践教育で学生を応援する名古屋産業大学(MEISAN)。そんなMEISANの授業を紹介する「授業レポート」。今回はオムニバス形式の講義「多形態コミュニケーション」を取り上げます。

「伝える」媒体は言葉だけではありません

コミュニケーション科目の一つである『多形態コミュニケーション』では、「伝えるってこと、伝わるってこと」はどんなことなんだろう、という疑問を大切にしています。『多形態』という名前が示すとおり、「伝える」媒体は言葉だけではありませんし、その形式も一つではありません。また、先生が生徒に「教える」ことは「伝える」ことと同じでしょうか?
そうしたことを参加者全員で体験して共有するために、演劇ワークショップをヒントにして、講義の最後の3回で体を使って気持ちを伝え合うワークをしました。
最初の2回の講義(ワーク)では、初めて会う学年も背景も違う参加者同士がお互いを知り合うプロセスを大切にしました。例えば、全員が輪になって、一人目の人が自分の名前を言い、二人目の人は前の人の名前と自分の名前を言い、三人目の人は一人目と二人目の名前を言った後、自分の名前を言い・・・という「ネームチェーン」。数人ごとに一列になって、大学から家まで近い順などに急いで並び替える「早並び競争」などです。

演劇ワークショップをヒントにして

2回目のワークでは、参加者の二人が、前に出てきて握手をして、仕事が成功した場面など表現したのち、片方が残り、もう片方が別の参加者と入れ替わることで別の場面に作り替える「握手のしりとり」をして、体を使った自己表現を始めてみました。
最後の3回目では、二人一組になって、相手の体を粘土に見立てて、自分の嬉しかった瞬間を表現する「人間彫刻」を体験。最後に、数名に分かれて、自分も含めて全員が粘土になりながら、「大学生活の○○(楽しさ、辛さ、怒り・・・)」を表現する、「彫刻発表会」を開催しました。
参加学生からは、「普段話しにくいと思っていた人が意外に気さくだった」、「コミュニケーションが苦手な人にとってはいい方法だと思う」といった感想が聞かれました。
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