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◇愛情教育、この指とまれ◇その354◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.14 竹澤 伸一

 「小学校からずっと野球をやってきました。野球はチームプレイなので、自然とコミュニケーション力はついてきたと思っています。名産大に来て、始めは硬式野球部に籍を置いていましたが、途中から準硬式に転じました。すると、また違った形のコミュニケーション環境になったと感じています。」こう語るのは、枝克樹(エダ カツキ)くん。関西出身の、心優しきスラッガーです。

 さて、枝くんのお話に出てきた準硬式野球とはどういうものでしょうか?野球については素人の私ですが、少々紐解いてみたいと思います。

 硬式と準硬式の一番の違いは、使用するボールにあると思います。表面が軟式ボールのようなゴム仕様で、中身が中空ではなく硬式と同じようにコルク芯が詰まっているのです。ですから強いスイングに対する反発係数が高く、芯でとらえると打球は伸びます。次にバットは木製、金属製どちらでもOKで、グラブやミットなどの守備具は、すべて硬式と同じです。

 私はまったく知らなかったのですが、全日本大学準硬式野球連盟への加盟校は300に迫る数があり、登録選手も1万人弱います。野球の世界で準硬式は、確固たる地位を築いているのです。

 大学野球の中で、ご自分の立ち位置を作りつつある枝くん。彼の日常を追いかけていきます。

(つづく)