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◇愛情教育、この指とまれ◇その355◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.15 竹澤 伸一
「自分が小学生の頃からずっと野球をやってきた地元より、愛知県の大学リーグの方が、ずっとレベルが高いんです。どうせ大学で野球をやるなら、より高いレベルでやってみたいと思って、関西から愛知県に出てきました。」
枝克樹くんは、1つ1つ言葉を噛み締めるように話します。「色々な事情や考えから、準硬式に移りましたが、愛知のレベルの高さは変わらないので、これからも頑張っていきたいと思っています。」
枝くんのお話を聴いて、「スポーツ選手の行く末」について、改めて考えてみたくなりました。スポーツ選手にとって、もちろん頂点になるのは、どこかのチームとプロ契約することだと思います。でも、ご存知の通り、そうなれる選手は、ごく一握りに過ぎません。
本連載でも、度々取り上げてきましたが、スポーツ選手がめざすべき方向性として、監督やコーチなどの指導者の道があります。枝くんも、この道を模索しているのかも知れません。
でも、最近よく考えることがあります。ひょっとすると誤解や批判を受けるかも知れませんが、スポーツ選手には、「理不尽さに耐えるメンタル」が備わっていると、私は思っています。誤解しないでいただきたいのですが、別にパワハラや、増して体罰を容認する気はありません。でも、時として「理不尽さに耐えるメンタル」が必要な場合は、どんな職場にもあるのではないでしょうか?
(つづく)