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◇愛情教育、この指とまれ◇その365◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.25 竹澤 伸一

 小塚翔太くんの将来の目標は2つあります。1つ目、「名産大で学んだことを活かして、しっかりとした社会人になること」。くぅ、泣かせてくれますね。2つ目、どんな形であれ、少しは野球と関わって生活していくこと。野球愛がにじみ出ていますね。

 私は確信しています。「セルフマネジメント」ができる小塚くんなら、間違いなく、「しっかりとした社会人」になれます。世にはびこる、一見リーダーのようでいて、その実、私欲の塊(かたまり)のような人間には、絶対になりません。

 さらに私は確信しています。きっと小塚くんなら、選手思いの野球の指導者になれると。近頃、あちこちで騒がれているような、己の欲を、パワハラという形で選手にぶつけるような、「名ばかり指導者」には決してならないと。

 名産大は、単なる「ビジネスパーソン」を生み出す大学ではありません。小塚くんのように、「セルフマネジメント」に長けた、しかも温かい血の通った、「しっかりとした社会人」を育成しているのです。

 小塚くんは今、企業インターンシップにも挑戦しています。単なる受け身の学びではなく、「私なら、この部門をこう運営する」という視点で参加しています。ふだんからマネージャーとして、十人十色の問題解決に携わっているので、見える景色が違うのだと思います。

(つづく)