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◇愛情教育、この指とまれ◇その378◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.38 竹澤 伸一

 「なんとか寸暇を惜しんで、トレーニングに励んでいるのですが、身体のパーツを、曜日を分けて、順番に鍛えあげていくのは快感ですね。先生、知ってます?筋トレって奥が深いんですよ。」と、ドヤ顔で語る福嶋翔悟くん。そりゃ、私だって、ん十年前までは、毎日のようにジムに通っていたので、パーツ練の大事さくらい知ってますよ!

 ゼミで大事にしている食事会の1コマ。福嶋くんの周りに集まって、筋トレについて語るわ、語るわ。「僧帽筋はさあ」「広背筋って難しいんだよね」放っておくと、延々その話。プロテインだの、クレアチンだの、まあ尽きないです。でも、思いっきり健康の証し。

 それだからですかね。福嶋くんが印象に残っている授業に「健康と運動の科学」があります。平井一正教授が担当する冬期集中授業で、「日本体育協会」が認定する公認資格が取得できる科目でもあるので、受講者には名産大の学生だけではなく、一般市民の方々も加わっています。

 「健康と運動の科学」だけに、学びの範囲は多岐にわたっています。「生活習慣、例えば運動不足や飲酒・喫煙から来る生活習慣病」のことや、「脳と運動の関係、果ては加齢と認知症」のことや、「臓器移植法」の内容や、「スポーツと栄養学」のことまで、健康・運動を核に学ばねばなりません。

 福嶋くん、単なる筋トレマニアではない証拠に、部員の健康管理と、小学生の健康観察に、きっと知識とスキルを活かしていると思います。

(つづく)