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◇愛情教育、この指とまれ◇その386◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.46 竹澤 伸一

 「私が所属する高濱ゼミでは、実際に企業訪問をおこないます。そこで直に社長さんにお会いし、お話を伺い、質問もします。また、社員の方々にアンケートを取らせていただき、業務改善に関して協働で検討します。改善案がまとまった時の達成感は、大きなものがありますね。」

 こう語るのは岡﨑航大(オカザキ コウダイ)君。落ち着いた眼光を宿した、高濱ゼミのゼミ長です。「ゼミ長を務めている責任もあり、企業の方々とは積極的に話すことを心がけています。おかげで、自然にコミュニケーション能力が上がってきたと考えています。」

 高濱ゼミの人材育成法は、名産大の実践教育の典型事例の1つです。「四大経営資源、即ち、ヒト・モノ・カネ・情報のうち、もっとも重要なのはヒト」「企業は人なり」「人は育成することで、成長させることができる」「感情をコントロールし、思考を深化させることができれば、大きな武器となる。」

 実際に企業訪問をおこない、社長や社員と協議をおこなうのは、疑似的に経営コンサルを実施することに通じます。岡﨑くんは、望ましい環境に身を置いていることになります。

 「企業人とともに、ゼミのみんなで考える体験を持つ」。こんなことができるのも、名産大ならではの実践教育の表れです。岡﨑くんの成長ぶりを追いかけていきます。

(つづく)