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◇愛情教育、この指とまれ◇その389◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.49 竹澤 伸一

「私の地元は首都圏です。将来は、そこに戻って、営業職に就きたいと思っています。」岡﨑航大くんは、決意に満ちた目を向けて言います。「名古屋を中心とした中京圏も魅力を感じます。でも、やはり首都圏の喧騒(けんそう)には敵わないと思います。どうせ営業職に就くなら、嵐の海がいいです。」

 ゼミの活動を通じて会社に出向き、授業の中での外部講師との切磋琢磨によって自分をブラッシュアップしている岡﨑くん。いわゆる無風のサラリーマン生活は送りたくないようです。仕事に、やりがいと、ある種の刺激を求めて、自分を高めようとしています。

 岡﨑くんたちが、本格的に就活戦線に突入するのは、2019年春から夏にかけてです。当然、翌年におこなわれる2020、東京オリンピックに向けて、開催機運が一気に高まっている時期に当たります。私は、首都圏を中心としたインフラ整備は、開催年のむしろ前年がピークであろうと考えています。

 好むと好まざるに関わらず、岡﨑くんたちの就活は、東京オリンピックの影響を受けます。一時的なバブルめいたものも発生するかも知れません。

 でも、どうか岡﨑くんには、クールな分析眼を持ってほしいと思います。オリンピック景気で、ほんの数年、業績が上向くような企業には目もくれずに、自分が見てきたものを信じて、確かな選択眼を発揮してほしいと思います。

(つづく)