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◇愛情教育、この指とまれ◇その407◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.67 竹澤 伸一

 「将来、スポーツ関連の企業に就職したいと思っています。細かい職種は、これから絞っていきますが、商品(製品)開発か、BtoBの営業職に就いてみたいと思っています。」原田周弥くんは、ひと言ひと言噛み締めながら語ってくれました。「大学まで、野球をやってきて、それなりに野球に精通していますし、なにしろ私の中にいるイチロー選手が、私に向かって『頑張れ!』って言ってくれるんですよ。」原田くんが、イチロー選手を語る時は、必ず笑顔になります。

 ところで読者の皆さま、イチロー選手については、ご存知の方はたくさんいらっしゃると思いますが、イチロー選手が使用しているバットについて、詳しく知っている方は、どれだけいらっしゃるでしょうか?しかも、イチロー選手のバットが誕生する背景に、どれだけ深い物語が存在するか、ご存知の方は、そうそういないと思います。

 そこが原田くんの目のつけどころなのです。しかも原田くんは、単にバットの製造物語にとどまらない、スポーツビジネス全体に関わる視点を持って研究を深めているのです。

 原田くんには、ゼミ内に共同研究者が4人います。原田くんの視点に、その4人が共鳴し、原田くんもまた、他の4人の研究にコミット(関係)しています。

 原田くんが就活戦線に突入したとき、この共同研究者も支えてくれます。これが、原田くんが竹澤ゼミで生きる理由です。

(つづく)